日本山岳耐久レース(長谷川恒男カップ)報告その3
スタートのグラウンドに行くと既に開会式が行われており
役員さんたちの挨拶が行われていた
そのうち「10時間」とか「15時間」「20時間以上」などと書いたプラカードが
登場した
開会式の後
スタートからの混乱を避けるためらしい
自分の(完走可能であろう)時間のプラカードの前に並んでください
とアナウンスがあった
私は「20時間以上」の場所に移動した
これが後々後悔することになる
馬場さん頑張って!
と香川さんが後ろに立っていた
醍醐丸(約16km地点)までのスイーパーをやります
と仰った(70歳?)まだまだ元気な鉄人である
それではスタートします
プワァ〜〜〜!(あれなんて言うんだろう ラッパとピストルの中間みたいなピストル?)
パーンという音を想像していたので思わず笑ってしまう
みな声にならない声を出しつつの2004人のスタートだった
でもすぐ渋滞、、、
ダラダラと校庭をゲートまで歩く
この中で編み笠で参加しているのは私一人でした (^。^)
大会役員の天野さんが
馬場さん頑張れ!
と声をかけてくださった
実行委員長の佐藤さんも
声をかけてくださった
遠くにみたけ山登山マラソンのビラ配りをしていた
大西夫婦が見える
(私はすぐ認識できたんだろう 編み笠で、、)
手を振ってくれた
両手で\(^O^)/をして答える
後ろを振り向くと この時点でケツから10人目だった (笑)
やがて大通りに出る
まだまだみんな話をしたりしてリラックスしている
やがて河原におり登りになる
地元の人が たくさん声援をしてくれている
声援される側になるのは その昔 青梅マラソンに何度か参戦した時以来である
なかなか気分が良い (^。^)
河原から上ると廣徳寺
鎌倉建長寺派の名刹だ
門の正面で編み笠を取って一礼する
するとギャラリーから拍手が、、、(^^;
長谷恒カップを山駆けの最高峰と考えて参加しているのは
私くらいなモノだろうなぁ、、、と、、、
登り始めるとやがて渋滞に、、
この後 渋滞がやたらに続く
山道が細いのに 2000人以上の人間が一度に集中するからだ
去年は1時間も渋滞したんだからそれに比べればマシだよなぁ
と話している経験者さんの声を耳にするが気持ちは焦る
変電所を通過すると登りになる
どうも右足甲が気になって仕方がない
(5本指の靴下から)指無し靴下(万が一に備えて持参した)に履き替えよう
今熊神社にさしかかるときに決断した
ちょうどトイレもあるし 用を足す
ザックを脱いで靴下を捜すが見つからない、、、
あれ〜〜? 確かに入れたんだけどねぇ、、、
と捜すが やがて諦めた
この靴下は帰宅してからザックの食料のパッケージから出てくることになる
辛い右足にタイガーバームを擦り込み 今熊神社へ参拝をすませる
さあ 出発〜! と前を見ると誰もいない
そう どん尻になっていた、、、(^^;
スイーパーの香川さんが後で教えてくれた
あの時点で馬場さんが一番ビリでしたよ (笑)
少々焦るが みたけ山で鍛えたので上り坂には自信があった
するすると登って やがて追いつき 徐々にぬかし始めた
このレースは第一関門までの約22kmが地獄のようにアップダウンを繰り返す
それにそこまではストックや杖の使用が禁止されている
腰や足が保ってくれるだろうか、、、
という心配する心との戦いでもあった
第一関門まで練習を含めて3回目なので様子がわかっていることが大きい
いままで霧や雨などで景色など全く見えなかったので 今回のように
天気が良いと谷の様子がよくわかって 方向もわかりやすい
今熊山山頂手前で みたけ山と大岳山が見える
おおっ!あそこまで頑張るぞ!
と気合いが入った
しかし その後も渋滞が断続的につづく、、、
バカ正直に「20時間以上」の場所に並んだことを後悔し始めた
あのプラカードの周辺の人たちは後から考えると
この人 この格好や体型で完走は無理なんじゃないの?
と思える人たちが何人もいらっしゃったからだ(失礼)
盆堀林道を横切る予備関門 ここで少々雨が、、、
渋滞しているのでおにぎりを食べてしまう
午後3時
アップダウンを繰り返し市道山の折り返しに到着
午後4時30分 3時間半経過
ボランティアのみなさんがテントを張っている
ここは曲がりますよ〜!がんばって〜!
と声をかけてくれる
それを合図に 休憩しよう! とテントの向こう側に避けた
小用をすませ足や腰にタイガーバームを擦り込む
おにぎりを食し元気を出す
この場所は初めての試走の時に山野井夫婦と香川さんと休んだ場所だ
長距離の歩行の時には 休む潮時が必要だが 何かきっかけがないと
休めない
心も前に前に と焦りまくる だからきっかけを作って無理にも
休憩を取らないと後になって疲れがたまってしまう(と思った
実際はどうか判らないけど、、、)
やがて暗くなり
先行する人が ヘッドランプヘッドランプ と立ち止まる
私は腰にポーチを付けていてその中にLEDのものを準備していた
あまり立ち止まらずに装着する
しばらくそのまま歩こうと思った
ザックの中には胸に付けるランプを用意していたが まだ明るい
電池の消耗を防ぐためにもなるべくLEDのランプでしのぎたいと思った
暗くなるに従って速度がガクンと落ちた
暗くて見えないので早く歩けない
周囲が判らないので脇からぬくのも危険だ
すっかり暗くなるころ
編み笠のおじさんだ
と女性に声をかけられる
少しづつ話をしながら話すが 実はあまり話したくなかった
自分の世界で歩きたかったし足腰は心配だったので、、、
でも相手をしつつ 第一関門 浅間峠に到着 午後7時25分
ここでは計測が行われる(靴にチップを付けていてそれをセンサーで読み取るのだ)
ここは最初の試走の時の終点だった 太い木の向こう側に祠があったのを
覚えていた
たくさんの参加者が腰を下ろして休んでいる
その間をぬって祠に参拝した
ありがとうございます お邪魔しています
と祈った
脇に腰を下ろし そろそろ良いだろうとザックからランプを出して胸に装着
格段に明るくなり歩きやすくなる
(それでも時々は消して電池の消耗を押さえた)
さて これからはダラダラとした尾根道
少し休めるなとホッとする
それにここ以降 (私の得意とする)ダブルストックが使える〜♪
腰や足が保ってくれたことに感謝しつつ闇の中に出発する
、、、つづく


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